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伝統芸能〜能楽と歌舞伎の違い(見た目編)

先日、東京出張時に高校時代の友人と久しぶりに会ったのですが、彼女曰く、
「能と狂言って違うの?歌舞伎と能って違うの?」

・・・「伝統芸能」と言うことで、みんなひとくくりに一緒に思われているようです。
え〜!そんなもんなん、世間様は!と思ったけれど、そんなもんなんでしょうね。(涙)

しかし、さて、何が違うのか説明するのは、結構大変です。

そこで、いったい何が違うのか!?「見た目」から書いてみたいと思います。

<歌舞伎と能楽の違い、見た目編>
1,舞台の違い
歌舞伎は西洋の舞台と同様、横長で正面から見ます。対して、能の舞台は、「三間四方」と言われる奥行きのある舞台で、正面からと、横からと両方から見ることができます。
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乱暴ならくがきで申し訳ないですが、ざっくりこんな感じです。

しかも、歌舞伎は背景、セットなどが豪華で現実に近い物になっているのに対し、能は、背景に松があるだけで、基本的には何のセットもありません。(歌舞伎でも、能から題材をとったものは、背景に松しかありませんが)
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この写真は仮設舞台なので板張りではありませんが、舞台の奥行は感じていただけるかと思います・・・


2,演者の見た目の違い
歌舞伎は顔に直接メイク(隈取り)をします。白く塗って、顔を描いていらっしゃる様子がテレビでも映されてたりしますよね?能は、「面(おもて)」という仮面をかけるだけです。生きている男性の役だと素顔のままです。
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こちらは「経正」という演目(能では「曲」といいます。)で、亡くなった平家の公達の亡霊(つまり幽霊)なので、面を「かけて」(つけることを「かける」といいます。)います。


3,演者の動き方の違い
歌舞伎は、通常の演劇に近い演技と、歌舞伎独自の動き方があって、総じて動きが派手でわかりやすいように感じます。対して、能は演技は抽象的、能独自の動きというのは摺り足に始まる「舞」で、それがたいてい地味coldsweats01でゆっくりで見慣れないと大概眠くなります。スポーツに無理矢理近い物を上げるとするとフィギュアスケートだと思ってるんですが。摺り足はまさに滑っている感じですし、舞台を回るのも、その場でも回ったり飛んだりもしたりもしますし。能楽の中でも狂言だと、演技は比較的リアルなんですけど、舞台装置がなにもないので、杯でも箸でも何でも!扇で代用しています。
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写真で摺り足で歩いている感じがわかるでしょうか・・・


4,楽器の違い
能には三味線はありません!能は笛、大鼓、小鼓、太鼓の4つだけです。
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奥の方で楽器を持って座っている方々を囃子方(はやしかた)といいます。一番左に太鼓の方が正座して座られるのですが、曲によって太鼓はあったりなかったりします。この写真ではいらっしゃいません。


5,役者さんがテレビにいっぱい出ているのが歌舞伎?
ニュースでいっぱい出ている人はおいといても、松本幸四郎さん、中村吉右衛門さんをはじめ、今時なら市川亀治郎さんなど、ドラマ、バラエティで活躍されているような方がたくさんいて、認知度が高いのが歌舞伎の方です。能は、狂言の、野村萬斎さんや茂山家がテレビに出ていますけど、他はないですね・・・


6,男性ばかりなのが歌舞伎、能は・・・
日本の伝統芸能は武家の政策により、男性のみになっていたのですが、能は、女性も受け入れるようになっていて、割合としては少ないのですが、女性の能楽師さんがいらっしゃいます。これは、能がお稽古事として習えることが大きかったのでは・・・と思います。

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